遺品整理中に東京のゴルフ会員権を見つけた時の対処法

亡くなった人の遺品整理では、思いもよらない品物が発見されることが少なくありません。もし、その品物が東京のゴルフ会員権だった場合は、まずは会員権証券の記載内容を確認します。証券にはゴルフ場名をはじめ、発行会社名、発行日、証券番号、額面などが記載されており、対応をとる際の重要な情報となります。見つかった東京のゴルフ会員権証券の券面の内容確認を終えたら、ゴルフ場が存在しているかどうかを調べましょう。

ゴルフ場が既に閉鎖されていたり、当時とは別の名称で営業が続いていたりする場合があるからです。もし、ゴルフ場が現在も営業していれば、そこに問い合わせて、被相続人が会員として在籍していたかどうかや、現在も見つかった東京のゴルフ会員権が有効かどうかを尋ねます。このとき在籍していて会員権が有効だと回答されたら、亡くなったことを伝えて相続手続きと同じように事をすすめていきます。会員権を売却する場合であっても、旧証券からの差し替えや相続人への会員権の名義変更、未納年会費の完納が必要な場合があるので、ゴルフ場の指示にしたがって対応しましょう。

一方で、ゴルフ場が営業していない場合、経営母体も既に存在していなければ、見つけた東京のゴルフ会員権証書は既に効力がなくなっている可能性が高いです。つまり、見つけた会員権証書は紙くずと同然であり、預託金も当然返還できません。会員権問題に関わったことがある士業や取扱会社に相談しても、対応はほぼ不可能です。

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